転職も1つの方法
ストレスが限界に達すると、うつ病や適応障害など長期療養が必要な病気を発症するリスクが高まります。精神的・体力的な限界を感じる前に転職を検討しましょう。もし長期の療養が必要になってしまうと、看護師としてのキャリアや収入が途絶えてしまうため、今後復職する際に不利になってしまいますよ。
医療業界はどこも人手不足なので、とにかく健康で長く働いてくれる人を求めています。過去に精神疾患や休職歴があると、「どうして休職したの？」と聞かれることがあります。また、ブランクがあると復職しても勘を取り戻すまで時間がかかるため、別のストレスになるかもしれません。
自分のことを第一に考えて、心身が疲弊する前に行動するようにしてくださいね。
重大なミスを起こすと取り返しがつかない
看護の質を低下させる行為が容認されるような状況の場合、重大な医療ミスを起こす側になる危険性が非常に高いです。ミスを隠蔽されたり、なすりつけられたり、点滴をチェックしてもらえなかったり、物品を隠されたりなど、看護の質が低下するような状況なら、そこで看護師として働き続けること自体がリスクになります。
看護師が点滴で複数の患者さんを死亡させた横浜の病院の事件をご存じでしょうか？あの事件は看護師同士のいじめが横行し、人間関係が悪化して看護師が定着しなかったことにも起因している、といわれています。
患者さんの命に関わるほど人間関係が悪化している職場で働き続けても、得るものは1つもありません。自分にとってリスクの高い人とは関わらないようにしましょう。
我慢し続けてまで残る必要はない
努力しても手に負えない場合は、我慢して働き続けるしか選択肢が残されていません。しかし、我慢し続けていると精神的にも体力的にもいつか限界が来ます。
「仕事ができないから周りから嫌われている」「人間関係が上手くいかない」という場合は、仕事を覚えて一人前と認められたら、人間関係で悩む機会は減るはずですよね。それなのに、状況が変わらないのであれば、環境そのものを変えるしかありません。
笑顔が作れないときはもう限界！
人間関係に悩みながらも、「我慢して頑張らなくちゃ！」と思っている看護師は多いのではないでしょうか？ でも、そんな状態で、患者さんの前で笑顔を作れますか？
患者さんは常に不安を抱えています。だからこそ、看護師はできるだけ笑顔で、不安を和らげる努力をすることが求められます。患者さんの前で笑顔が作れない＝心の調子が悪いサイン、ですよ。無理に続けることは心の負担を増やすだけなので、自然と笑顔になれる職場に転職しましょう！
