職場見学で直接確認しよう
職場見学はただ漠然と院内の雰囲気を味わうだけでなく、「知りたいことはすべて確認する」というスタンスで臨むことが重要です。意識するだけでも、得られる気づきや発見に大きな差が出ますよ。職場見学は直接確かめられる貴重な機会なので、事前に自分なりのチェックポイントをリストアップしておくといいでしょう。以下に特に注目しておきたいポイントを紹介しますので、参考にしてくださいね。
スタッフの様子
見学の際に出会うスタッフは上司や先輩になる人たちです。長く働けるかどうかを考えると、彼らとの相性はとても気になるポイントですよね。ですが、見学しているときは仕事中なので、直接話す機会はないかもしれません。遠目から仕事している様子を確認したり、患者さんの笑顔やスタッフ同士のコミュニケーションから職場の雰囲気を感じとりましょう。
とはいえ、職場見学の短時間の印象だけで「合う」「合わない」を判断するのは危険です。一緒に働くうちに印象が変わることはよくあるので、1つの印象に振り回されすぎないことが大切です。
院内設備
更衣室や休憩室、仮眠室、給湯室など、スタッフが利用する設備は、クリニックによって充実度が異なります。飲み物を保存する冷蔵庫はあるか、ロッカーはスタッフの人数分あるかなど、入職後に困らないように確認しておきましょう。特に貴重品の管理や着替えに支障がないかどうかは必須項目ですよ。また、マイカー通勤を考えているなら、駐車場の有無や利用の可否もチェックしておいてくださいね。
衛生状態
トイレや洗面所、受付や待合室の清潔さ、医療器具や搬入車両の取り扱いなどもチェックしておきましょう。衛生管理が行き届いていることが確認できれば、その病院が患者さんを大切にしていることを感じられるはずです。
日々の衛生管理はそこで働く人の心がけに左右されます。時間に余裕のない忙しい職場は衛生管理がおろそかになっていることが多いようですよ。また、衛生管理に関する病院の規則がどうなっているかも確認しておきたい項目です。
職場周辺の環境
これは職場見学のときでなくても構いませんが、事前にクリニック周辺の環境も確認しておいてください。自宅や最寄り駅から職場までの経路をたどりながら、途中で立ち寄れるコンビニやスーパー、飲食店があるか見ておきましょう。実際に働き始めたときの生活サイクルがイメージしやすくなります。
時間帯によっては人通りが少なくなる場所もあるので、近くにコンビニや交番はあるかなど、通勤環境が安全・安心かどうかもチェックしてくださいね。
