有給休暇の取得率が高い
人間関係が悪い職場で働いていると周囲からのプレッシャーで有給休暇を取得できないこともあるため、有給休暇の取得率は人間関係を推し量る上で重要なポイントだといえます。
求人票やクリニックの公式ホームページをチェックしてみてください。有給休暇の取得率が高い施設はその数字を公表しているのですぐに確認できますが、取得率が低いクリニックはほとんど公表していません。そのため、「公表しているかどうか」が見極めるコツですよ。
また、産休・育休の取得率が高いことも、同僚同士で休みをカバーし合える環境が整っているかどうかの目安になります。妊娠や出産、育児で数年間、現場を離れることがありますが、人間関係が悪ければその数年間をカバーしあう環境ではないため、産休・育休を取得せず、離職する人のほうが多くなります。育休・産休の取得率も求人票や公式ホームページに掲載されているので、チェックしてみてください。
残業が少ない
疲れていると人はイライラしやすくなります。残業が多い職場は人間関係がギクシャクしやすいんですが、それは精神的にも体力的にも余裕がなくなり、周囲が気を遣うようになるからでしょう。逆に、残業が少ない職場は心身にゆとりが生まれるため、人間関係によい影響を与えます。
残業が少ないことはクリニックにとってアピールポイントでもあるので、求人票やホームページの採用欄に必ず記載されています。ぜひ確認してみてくださいね。
患者さんに対する態度
患者さんから厳しい言葉をぶつけられることもありますが、余裕のある態度で対応できているならリラックスして働いていると捉えることができます。職場見学や面接のときにスタッフの態度をよく観察してみてくださいね。
おすすめの職場は?
まずは「精神科」です。精神科は男性看護師が多いため、女性特有の「察してほしい」という雰囲気はほとんどありません。自分の意見を自由に表現できますよ。ただし、急に暴れたりする患者さんもいるので、体力や筋力に自信がある人におすすめです。
また、長期入院している患者さんが多く、ゆったりとした雰囲気の「慢性期病棟」もおすすめですよ。慢性期病棟は大きな規模の病院に設置されていることがほとんどで、働いている看護師の数はクリニックより多いため、毎日同じ人と顔を合わせることはありません。特定の人と密に関わるのが苦手な人は働きやすいでしょう。
そうそう、「夜勤専従」という働き方もありますよ。夜勤専従であれば、他の看護師との人間関係を気にする必要はありません。ですが、自分の健康状態には注意しなければなりませんよ。夜勤専従は日勤と夜勤が逆転しており、生活が不規則になりやすいからです。